キムラデービーブログ

オープンソースデータベースを加速する「キムラデービー」のブログです。カレー日記を兼ねてます。なお著者は2010-06-01より日本オラクルに在籍していますが、本サイト(ブログ、またはウェブサイト)において示されている見解は、私自身の見解であって、オラクルの見解を必ずしも反映したものではありません。
Firebird 3 に移行するときに考慮すべき事柄(5) 結論
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    エントリはFirebird Advent Calendar 2017の6日目です。

    著者のカルロスから許可をいただいて、Things to consider when migrating to Firebirdの日本語訳を
    お届けしてきました。今回が最終回(五回目)です。

    Firebird 3 に移行するときに考慮すべき事柄(5) 結論

    結論

    これまでご覧いただいたように、Firebird 3.0へのスムーズな移行には、異なるエリアに対する多くの注意が必要です。
    十分幸運だとしてもバックアップとリストアは必要です。しかし、賢明で悪いニュースが嫌いなユーザであれば、
    本番環境に投入する前、危険なポイントをすべてチェックするためにいくばくかの時間を費やすことにより、
    狂ったカスタマーや激おこなユーザの対応から逃れることができるでしょう。

    本記事でディスカッションしたトピックのみならず、多くのほかの課題についても注意を払う必要があります。
    特にできうる限りスムーズにFirebird 3.0に移行することを望むならば。それが私(カルロス)が全部入っている本を書いた理由になります。
    Firebird 3.0への移行ガイド(MGTFB3: Migration Guide to Firebird 3)は調査と頭痛についやす莫大な時間から
    あなたを救います。以下からPDFもしくは紙版を買うことができます。(英語版とポルトガル語版があります)

    https://www.firebirdnews.org/migration-guide-to-firebird-3/

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    | meijik | Firebird/InterBase | 01:45 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    Firebird 3 に移行するときに考慮すべき事柄(4) メタデータのチェック
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      本エントリはFirebird Advent Calendar 2017の5日目です。

      著者のカルロスから許可をいただいて、Things to consider when migrating to Firebirdの日本語訳を
      四回に分けてお知らせいたします。今回が四回目です。四回の予定でしたが、結論は五回目に持ち越しましたorz

      Firebird 3 に移行するときに考慮すべき事柄(4) メタデータのチェック

      メタデータのチェック


      大事なことをひとつ言い残しましたが、既存のメタデータにも注意を払うべきです。
      移行に必要とされるバックアップ/リストアはトリガーとプロシジャのソースをリコンパイルしません。
      そしてバックアップ/リストアがうまくいっても、実際にデータベースを使う段になって、ひどく驚くことになるかもしれません。

      新しい予約語とクエリのプランが変わる可能性をチェックする必要があります。
      Firebird 3.0.2はすでにいくつかのオプティマイザーの問題を修正済みです。
      その問題はいくつかのクエリがFirebird 2.5よりFirebird 3.0のほうがパフォーマンスが悪い、というものです。
      私としては3.0.0, 3.0.1をスキップして3.0.2でFirebird 3.xをスタートすることをお勧めします。

      メタデータのソースがFirebird 3.0上で100%互換性がある、と確認する簡単な方法は、
      メタデータをSQLに抜き出し(isql -x)、そのスクリプトをFirebird 3.0 (isql -i)で実行し、
      新しいデータベースを作る、というものです。
      実行中に中断した場合には、本番環境に移行する前に、問題を修正する必要があります。

      もっともよくある問題は、変数やオブジェクトの名前がFirebird 3.0の予約語(reserved words)になったことに関係するものです。
      もちろん、それらのをダブルクォーテーションで囲めば回避できますが、
      そのように考える前に注意深く考えるべきで、
      囲んでしまうと、名前はケースセンシティブになり、結局既存のクエリの多くをリライトすることになるかもしれませんし、今後新しいコードでそれらの名前を参照する場合、常に正しいケースで書く必要がでてくるのです。永遠に。

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      | meijik | Firebird/InterBase | 22:39 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      Firebird 3 に移行するときに考慮すべき事柄(3)セキュリティ拡張とワイヤプロトコル
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        本エントリはFirebird Advent Calendar 2017の4日目です。

        著者のカルロスから許可をいただいて、Things to consider when migrating to Firebirdの日本語訳を
        四回に分けてお知らせいたします。今回が三回目です。

        Firebird 3 に移行するときに考慮すべき事柄(3)セキュリティ拡張とワイヤプロトコル

        セキュリティ拡張
        Firebird 3はまた、拡張されたセキュリティをもたらします。
        すべてのネットワークトラフィックはデフォルトで暗号化されます)が、
        データベースファイルの暗号化は、デフォルトのプラグインが提供されていないため、オプションとなります。
        ユーザは自分自身で作成するか、サードパーティのもの(たとえばIBSurgeonやIBphoenixから)を購入することができます。

        新しい「ローカルデータベースユーザ」コンセプトが、コピー可能でほかのサーバに持っていかれるかも知れない、
        盗まれたデータを守ってくれるのでは? と考えて、自分を欺くのはやめましょう。そのようなケースではよくできた暗号化
        プラグインのみがあなたを守ってくれます。

        MGTFB3本では、データを守りたいときに、あなたの注意すべき部分について記述しました。
        Firebird 3 デフォルトのインストールでは、C++のサンプルコードdbCryptプラグインが同梱されます。
        これを自身の実装のベースとすることはできますが、「そのまま」提供されたサンプルをコンパイルして、
        実環境に利用しないでください。なぜならこれは実際の防御を提供していないからです。あくまで「サンプル」なのです!

        ワイヤプロトコル
        Firebird 3 の他の改善部分としてワイヤプロトコルがあります。Firebirdのワイヤプロトコルは非常に「おしゃべり」なことで
        知られています。つまり、クライアントとサーバ間で多くのやりとりが発生します。ローカルネットワークでは、このことは
        ほとんど気づかれません。しかしながら、インターネットを介してリモートデータベースにアクセスする純粋なクライアント・
        サーバのアプリケーションであったり、ハイレイテンシのネットワークを介する場合には、もしかしたらあなたはすでに
        「おしゃべり」なプロトコルを強いられ、悪いパフォーマンスに苦しめられていたかもしれません。

        Firebird 2.1でこのエリアのいくつかの改善が行われたのは事実です。しかしながら、Firebird 3 では別次元の改善が行われ、
        BLOBを必要以上に使わず、SELECT文を注意深く書けば、リモートサーバに接続する純粋なクライアント・サーバアプリケーション
        でも、よいパフォーマンスで動作させることが十分に可能なのです。実はFirebird 3のワイヤプロトコル拡張は
        ブラジルで行われたFDD(Firebird Developders Day) 9th で集められた寄付にスポンサーされたものです。

        (四回目に続く)

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        | meijik | Firebird/InterBase | 23:58 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        Firebird 3 に移行するときに考慮すべき事柄(2)ユーザ管理の変更
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          本エントリはFirebird Advent Calendar 2017の2日目です。

          著者のカルロスから許可をいただいて、Things to consider when migrating to Firebirdの日本語訳を
          四回に分けてお知らせいたします。

          Firebird 3 に移行するときに考慮すべき事柄(2)ユーザ管理の変更

          ユーザ管理の変更

          Firebird 3 はバックアップ/リストアが必須です、が、それがすべてではありません!
          Firebird 3 の主要な成果は、フルにスケールする一方で
          今までどおり接続間の共有キャッシュも提供する、SuperServerの提供です。
          しかし開発者は(ユーザーが)長い間待っていたほかのいくつかの機能も実装しました。
          そしてそれらの機能のいくつかは、大きな再作業と、(新しい)コンセプトの導入が求められます。
          たとえばFirebird 3では、同じ名前の違うユーザを持つことが可能です。「ん、何だって? どのように??」
          可能なのです。Firebird 3 はユーザ管理プラグイン(User Manager Plugin)のコンセプトが取り入れられ、
          そこで各プラグインはそれぞれ個別のユーザ群をもっています。

          あなたが新しいユーザをFirebird 3で作成するとき、どのプラグインを使いたいか設定することができます。
          つまり、ひとつのプラグインでパスワード'1234'の'JOHN'(ジョン)と、
          他のプラグインでパスワード'5678'の'JOHN'を作成できるのです。
          これは少し混乱しますし、しばしばユーザに不可能なことをしてむだ骨を折らせる方向に導いてしまうかもしれません。
          特にドキュメントを注意深く読まず、ユーザ管理の新しいコンセプトに気づかない場合には。

          また、ユーザ管理における別の変更点には、メインデータベースの中にユーザ(ローカルユーザ)を作成できるようになり、
          他のセキュリティデータベースに作成できるようになり、ユーザ管理(create/delete/updating ussers)は
          SQLステートメントで行えるようになりました。そのため以前のバージョンのセキュリティデータベース(securityx.fdb)から
          Firebird 3へ、既存のユーザを現在のパスワードを保持したままの移行方法がないことを、思い起こさねばなりません。
          しかしながら、Firebird 3では以前のパスワードの最大長(8文字)の制限のかわりに、255-byte長までのパスワードがサポートされました。

          Firebird 3のインストールから提供されているsecurity_database.sqlスクリプトが既存のユーザアカウントの
          Firebird 3での作成に役立つかもしれません。このスクリプトは古いセキュリティデータベースから既存のユーザを読み込み、
          名前と属性を走査し、Firebird 3上で、同じユーザをgen_uuid関数で作成したランダムパスワードとともに作成します。
          実行時には、ユーザの名前と、生成されたパスワードを表示します。

          ユーザ管理の変更については、MGTB3 Bookにおいて、一章全部を使って説明しています。

          (3日目に続く)

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          | meijik | Firebird/InterBase | 23:45 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          Firebird 3 に移行するときに考慮すべき事柄(1)
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            本エントリはFirebird Advent Calendar 2017の1日目です。

            著者のカルロスから許可をいただいて、Things to consider when migrating to Firebirdの日本語訳を
            四回に分けてお知らせいたします。

            Firebird 3 に移行するときに考慮すべき事柄

            カルロス H Cantu (2017年10月) ドキュメントバージョン1.01
            www.firebirdnews.org
            www.firebase.com.br

            バックアップとリストアは必須です!

            かつて新しいFirebirdバージョンへの移行は、常に非常に簡単なプロセスだと考えられていました。
            多くの人々は古いFirebirdのバージョンをアンインストールし、新しいものをインストールしていました。
            そのうちの何人かはデータベースのODSを新しいバージョンにするための、バックアップ/リストアもわずらわしいと考え
            実行しませんでした。しかし、それは「悪いアイデア」です。
            いくつかの新しい機能はODSとクライアントが最新のもののときのみ利用できます。

            Firebirdの新しいバージョンへの移行は、バージョンにかかわらず、常にバックアップとリストアを行い、
            クライアントライブラリ(fblient)をクライアントとサーバ両方の環境でアップデートすることを心に留めてください。
            Firebird 3への移行について、バックアップ/リストアは推奨ではなく、必須です。

            Firebird 3 は古いODS(ODS < 12)への接続はできません。つまり、より古いバージョンで作成されたデータベースへの接続はできません。
            私(カルロス)の書籍Firebird3へのマイグレーションガイド(MGTFB3: Migration Guide to Firebird 3)に記述したとおり
            gbakのバックアップとリストアを実行して、ODSをアップデートする必要があります。
            特にバックアップは古いFirebirdバージョンがまだ動作している間に取得しなければなりません。

            gbakは「普通の」クライアント/サーバアプリケーションだと考えてください。
            つまりgbakは接続するFirebirdに依存して、処理を行います。処理のほとんどは
            すべてのデータベース構造とデータを読み、そして、それらをバックアップファイルにセーブします。
            もし、あなたがすでにFirebird 3を以前のバージョンに上書きしてインストールしていたとしたら、
            gbakはより古いODSのデータベースには接続できず、バックアップを取得することができないでしょう。

            (2日目に続く)

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            | meijik | Firebird/InterBase | 01:01 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            2017年のFirebird
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              本エントリはFirebird Advent Calendar 2016の第25日目です。

              # ずいぶんと遅くなりスミマセン(このエントリは2017-01-02に書いてます。。。)

              さて、2017年のFirebird ! といえば、まずは次版のFirebird 4.0の話になります。
              話としてはnakagamiさんの書いてくれた以下のとおりなのです。

              Firebird4.0 Planning(ある nakagami の日記)

              若干補足を。

              ここらへの話はPMのYemanovのFirebird Conference 2016の以下のペーパーにもあります。

              Firebird today: Goals and Perspectives

              p.4にもあるようにCompetitorsはこの2010から2016まで以下のバージョンをリリースしてきました。

              o PostgreSQL 9.1 -> 9.6
              o MySQL 5.5 - 5.6 - 5.7
              o MariaDB 5.3 - 5.5 - 10.0 - 10.1
              o SQLite 3.8 -> 3.16 (on 2nd Jan, 2017)

              いろいろな観点から新リリースを出す各データベースですが、
              その重要な1要素にHA(High Availability)があり、PostgresSQLではレプリケーションのビルトイン、
              MariaDB, MySQLではレプリケーションの高性能・高機能化、既存ストレージエンジンのCluster化(MariaDB Galera Cluster, MySQL InnoDB Cluster)が行われました。

              # MySQLの場合、分散コンピューティング環境に適した MySQL の高可用性および高冗長性バージョンである MySQL Cluster がすでに別ラインとして開発進化を遂げています。

              FirebirdはHAとは無縁の状態が続いていましたがが w
              Firebird 4.0では目玉として、レプリケーション機能の実装が予定されています。

              Firebird/InterBaseでは長らくIBReplicatorが使われてきました。
              すべてのFirebirdのバージョンとInterBase 5.x以降に対応しています。
              (最近のバージョンではOracle 9.x以降、ODBCにも対応しています)
              しかしながら、サードパーティの商用ソフトウエアであるため、
              別途インストールとそのライセンス料金が必要であり、ビルトインのソリューションが求められて
              おり、それに答えるものとなっています。

              通常、初期実装にはいろいろと不安な点が多いものですが、今回のレプリケーション機能は
              ロシアのREDSOFTにより、Red Database (Firebirdをベースとした商用DB)に実装されたものが
              コントリビュートされるようなので、期待できそうです。

              HA cluster(based on RedDatabase engine-level replication)

              今後本体のレプリケーションとIBReplicatorは
              PostgreSQLでというと、本体のレプリケーションとSlony的な関係で続いていくと思います。

              では、2017年のFirebirdに期待しましょう。

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              | meijik | Firebird/InterBase | 11:11 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
              Firebird Conference 2016 の資料
              0
                本エントリはFirebird Adventcalendar 2016の22日目です。

                近年、また活気を取り戻してきたFirebird Conference. 今年開催のFirebird Conference 2016の資料は以下のURLにて公開されています。

                Firebird Conference 2016 papers

                来年はここらへんをネタに勉強会やりたいと思います。

                カンファレンス参加は。。。。なんとか再来年を目標に。。。。

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                | meijik | Firebird/InterBase | 23:43 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                Firebird 3.0の書籍(Migration Guide to Firebird 3)
                0
                  本エントリはFirebird Adventcalendar 2016の21日目です。

                  現在Firebird 3.0用に出ている書籍はブラジルのカルロスが書いた以下の本のみです。

                  Migration Guide to Firebird 3 (Firebird News)

                  英語版とポルトガル語があります。

                  英語版を出版直後に購入したのに、まだ読めてません。年末年始の宿題にするかな。。。。

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                  | meijik | Firebird/InterBase | 23:07 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                  使い慣れたSQLに潜む実装依存: Firebirdの場合(12) UPDATE文による主キーの入れ替え
                  0
                    本エントリはFirebird Adventcalendar 2016の17日目です。

                    使い慣れたSQLに潜む実装依存:3.構文とトランザクション UPDATE文による主キーの入れ替え

                    まぁMySQLと同じでだめな感じですorz 素朴な実装なので。。。。

                    SQL> create table table1(c1 int primary key);
                    SQL> insert into table1 values(1);
                    SQL> insert into table1 values(2);
                    SQL> update table1 set c1 = case c1 when 1 then 2 when 2 then 1 end;
                    Statement failed, SQLSTATE = 23000
                    violation of PRIMARY or UNIQUE KEY constraint "INTEG_15" on table "TABLE1"
                    -Problematic key value is ("C1" = 2)

                    これはできるのが正しくて、できないMySQLやFirebirdは仮の数字をワーク変数として
                    ひとつのトランザクションでやるしかないですねぇ。

                    CASE式を使用して、主キーを入れ替える方法 SQL(開発チームのブログ)

                    まぁそもそも「主キーの入れ替えすんな」と思っちゃいますがね :)

                    さて、しのはらさんのLTに頼りきりの今回の連載(?) 今回で終了です。次回までにネタを探します。

                    ありがとうございましたm(_ _)m しのはらさん

                    JUGEMテーマ:コンピュータ



                    | meijik | Firebird/InterBase | 00:18 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                    使い慣れたSQLに潜む実装依存: Firebirdの場合(10) ORDER BY でのNULLの扱い
                    0
                      本エントリはFirebird Adventcalendar 2016の17日目です。

                      使い慣れたSQLに潜む実装依存:3.構文とトランザクション ORDER BY

                      最新のFirebird 3.xでは、MySQL, SQL serverと同様にNULLは最小として扱われます。

                      SQL> create table table_name(column_name int);
                      SQL> insert into table_name values(1);
                      SQL> insert into table_name values(2);
                      SQL> insert into table_name values(3);
                      SQL> insert into table_name values(null);
                      SQL> insert into table_name values(null);
                      SQL> comiit;

                      SQL> select * from table_name order by 1;

                      COLUMN_NAME
                      ============
                      <null>
                      <null>
                      1
                      2
                      3

                      SQL> select * from table_name order by 1 desc;

                      COLUMN_NAME
                      ============
                      3
                      2
                      1
                      <null>
                      <null>

                      またNULLS FIRST, NULLS LASTもサポートされています(Firebird 1.5以降)

                      SQL> select * from table_name order by 1 asc nulls last;

                      COLUMN_NAME
                      ============
                      1
                      2
                      3
                      <null>
                      <null>

                      SQL> select * from table_name order by 1 desc nulls first;

                      COLUMN_NAME
                      ============
                      <null>
                      <null>
                      3
                      2
                      1

                      Firebird 特有の仕様として、Firebird 1.xではNULLは必ずSORT結果の最後にくる、
                      というものがありました。これは2.0で現在の仕様(最小)に変更されました。詳細は
                      次のドキュメントをご参照ください。

                      Sorts

                      ミックさんが翻訳した「プログラマのためのSQL 第4版」でも7.3.2 ORDER BY句にて
                      同様のトピックがあがっています。しかしNULLS FIRST, NULLS LASTを「これはもともと、DB2と
                      Oracleに実装されていた機能だ。」というのは誤りでは? というのも、LUW版DB2で
                      NULLS FIRST, NULLS LASTがサポートされたのは9.x (おそらくは9.5)ですから。

                      SQL ServerのようにNULLS FIRST, NULLS LASTをサポートしてない環境にて
                      ORDER BY時のNULLの出現位置をコントロールしたい場合は、以下のブログエントリを参考にしてください。

                      FirebirdSQLパズル: 2-1-18 nulls Firstとnulls Last(キムラデービーブログ)

                      この方法はDBFluteでも利用されたようです :)

                      MySQLではVal IS NULLを使うこともできます。

                      JUGEMテーマ:コンピュータ

                      | meijik | Firebird/InterBase | 00:17 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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