2016.12.25 Sunday
2017年のFirebird
本エントリはFirebird Advent Calendar 2016の第25日目です。
# ずいぶんと遅くなりスミマセン(このエントリは2017-01-02に書いてます。。。)
さて、2017年のFirebird ! といえば、まずは次版のFirebird 4.0の話になります。
話としてはnakagamiさんの書いてくれた以下のとおりなのです。
Firebird4.0 Planning(ある nakagami の日記)
若干補足を。
ここらへの話はPMのYemanovのFirebird Conference 2016の以下のペーパーにもあります。
Firebird today: Goals and Perspectives
p.4にもあるようにCompetitorsはこの2010から2016まで以下のバージョンをリリースしてきました。
o PostgreSQL 9.1 -> 9.6
o MySQL 5.5 - 5.6 - 5.7
o MariaDB 5.3 - 5.5 - 10.0 - 10.1
o SQLite 3.8 -> 3.16 (on 2nd Jan, 2017)
いろいろな観点から新リリースを出す各データベースですが、
その重要な1要素にHA(High Availability)があり、PostgresSQLではレプリケーションのビルトイン、
MariaDB, MySQLではレプリケーションの高性能・高機能化、既存ストレージエンジンのCluster化(MariaDB Galera Cluster, MySQL InnoDB Cluster)が行われました。
# MySQLの場合、分散コンピューティング環境に適した MySQL の高可用性および高冗長性バージョンである MySQL Cluster がすでに別ラインとして開発進化を遂げています。
FirebirdはHAとは無縁の状態が続いていましたがが w
Firebird 4.0では目玉として、レプリケーション機能の実装が予定されています。
Firebird/InterBaseでは長らくIBReplicatorが使われてきました。
すべてのFirebirdのバージョンとInterBase 5.x以降に対応しています。
(最近のバージョンではOracle 9.x以降、ODBCにも対応しています)
しかしながら、サードパーティの商用ソフトウエアであるため、
別途インストールとそのライセンス料金が必要であり、ビルトインのソリューションが求められて
おり、それに答えるものとなっています。
通常、初期実装にはいろいろと不安な点が多いものですが、今回のレプリケーション機能は
ロシアのREDSOFTにより、Red Database (Firebirdをベースとした商用DB)に実装されたものが
コントリビュートされるようなので、期待できそうです。
HA cluster(based on RedDatabase engine-level replication)
今後本体のレプリケーションとIBReplicatorは
PostgreSQLでというと、本体のレプリケーションとSlony的な関係で続いていくと思います。
では、2017年のFirebirdに期待しましょう。
# ずいぶんと遅くなりスミマセン(このエントリは2017-01-02に書いてます。。。)
さて、2017年のFirebird ! といえば、まずは次版のFirebird 4.0の話になります。
話としてはnakagamiさんの書いてくれた以下のとおりなのです。
Firebird4.0 Planning(ある nakagami の日記)
若干補足を。
ここらへの話はPMのYemanovのFirebird Conference 2016の以下のペーパーにもあります。
Firebird today: Goals and Perspectives
p.4にもあるようにCompetitorsはこの2010から2016まで以下のバージョンをリリースしてきました。
o PostgreSQL 9.1 -> 9.6
o MySQL 5.5 - 5.6 - 5.7
o MariaDB 5.3 - 5.5 - 10.0 - 10.1
o SQLite 3.8 -> 3.16 (on 2nd Jan, 2017)
いろいろな観点から新リリースを出す各データベースですが、
その重要な1要素にHA(High Availability)があり、PostgresSQLではレプリケーションのビルトイン、
MariaDB, MySQLではレプリケーションの高性能・高機能化、既存ストレージエンジンのCluster化(MariaDB Galera Cluster, MySQL InnoDB Cluster)が行われました。
# MySQLの場合、分散コンピューティング環境に適した MySQL の高可用性および高冗長性バージョンである MySQL Cluster がすでに別ラインとして開発進化を遂げています。
FirebirdはHAとは無縁の状態が続いていましたがが w
Firebird 4.0では目玉として、レプリケーション機能の実装が予定されています。
Firebird/InterBaseでは長らくIBReplicatorが使われてきました。
すべてのFirebirdのバージョンとInterBase 5.x以降に対応しています。
(最近のバージョンではOracle 9.x以降、ODBCにも対応しています)
しかしながら、サードパーティの商用ソフトウエアであるため、
別途インストールとそのライセンス料金が必要であり、ビルトインのソリューションが求められて
おり、それに答えるものとなっています。
通常、初期実装にはいろいろと不安な点が多いものですが、今回のレプリケーション機能は
ロシアのREDSOFTにより、Red Database (Firebirdをベースとした商用DB)に実装されたものが
コントリビュートされるようなので、期待できそうです。
HA cluster(based on RedDatabase engine-level replication)
今後本体のレプリケーションとIBReplicatorは
PostgreSQLでというと、本体のレプリケーションとSlony的な関係で続いていくと思います。
では、2017年のFirebirdに期待しましょう。
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